車両:NSF250
内容:色の再現と塗装
地域:愛知県
今回の車両はNSF250でして、
ドライカーボン製のカウルなので軽さを残しつつ、
かつて所属していたチームカラーとデザインにしたい
とのこと。
これまでお願いしていた業者が
廃業されてしまったそうで、
依頼先をいくつか当たっていた中で
共通の知り合い伝手でお声をかけて頂きました。
当時使用していたシートカウルを
カラーサンプルとしてお預かりし、
アッパーカウルとアンダーカウルの2点を
作業致します。


色は赤色の蛍光色。
蛍光色の場合は調色作業は行わず、
基本は塗料や粉末のそのままの色で作業する仕様となります。
今回は折角のお話でしたので
調色も込みでお引き受け致しました。
蛍光の赤色の他に
サイドに紫色のライン、ゼッケンベースに黒色
を加えたデザイン

紫色は写真を参考に大体の色を調製します。

今回の蛍光塗料は
顔料が既に溶剤に分散されているタイプで、
屋内外の表示で利用される様な
耐候性の高さを謳っているものを使用しました。
理由は、蛍光材料は一般的に
紫外線の影響で劣化しやすいものが多く、
キャンディー塗装と同様、
屋外で紫外線に曝されているとどうしても
色素が破壊されてしまうからです。
まずは蛍光塗料の原色を希望の色と比較して
差を確認します。
色も異なりましたが
やはり蛍光塗料単体ではそもそも半透明なので
下の色が透けてしまうことと、
下色で大幅に色味が変わることがわかったので
ここからは様々なアプローチで検討してきます。
下色と蛍光塗料とを試行錯誤し、
完全とまではいきませんが
遜色ないくらいには再現できたかと思います。

軽さを残すという条件もありましたので、
下地の塗装工程はカット。
黒色と紫色、さらに蛍光色の下地の色の塗装も
カウルの元の色を消しつつ最小限の量で
仕上げていきます。
黒色

紫色


蛍光塗料の塗装


マスキングを剥がしてクリヤー


最後に仕上げ作業を行い、
完成して納品。


なんとか次戦のレース前に
納品が間に合ったので良かったです。
色、重量ともに問題なく
ご満足して頂けましたが、
1点失敗したのは
サイドの紫のラインの上下に
細いラインが入っているのを
完全に見落としておりました…
納品時にご指摘受けるまで全く認識しておらず
大変申し訳ございませんでした。
ご依頼ありがとうございました。
良ければまたよろしくお願い致します。
次回は気持ち良く喜んで頂ける仕事で
お返ししたいと思います。



